月別アーカイブ: 2017年6月

仲町台のパン屋さん

仲町台には以前勤務していた会社の支店があり、月のうち半分くらい通い続けた街である。そんな会社も退職して2年、駅前に退職間際お世話になっていた歯医者さんがあり、半年ごとに定期検診のご案内といったはがきが自宅に届く。もちろんもう診察で顔を出すことはないのだが、このはがきが届くたびにやっぱりこの街で過ごしたことを思い出す。もうかれこれ20年以上過ごしたわけで、いい意味でも悪い意味でも思い出はもう一生モノであろう。

そして先日新横浜で野暮用があり、その日の午後は暇になる予定であったので、久しぶりに訪ねてみるのも悪くないかと、足を延ばす予定であった。僕はパン好きなのでいろいろでもないがおいしそうなお店があるとつい入ってしまう。しかしパンは高い、一つ400円近くするようなやつを見ると、貧乏人根性が顔を出すようだ。仲町台には店名は忘れてしまったが、とてもおいしいお店がありよく利用させてもらった。

会社にはなんの未練もないのだが、こういった食べ物屋さんのことを思うと「また行ってみたい」と思い、無性に腹も減る。そのパン屋さんは駅前のとんかつ屋さんのさらに奥の通り、割と目立たないところにひっそりと構えていた。こういったうまいパンなら今でも5~6個は食べられると思うが3個くらいで我慢しコンビニでカップヌードルを追加で買い、会社の奥の倉庫の中にある椅子に座ってよく食べたものだった。

そしてそのパン屋さんに行ってみよう、と思ったのだった。しかしやっぱり出来立てのやつをかみしめたいところ、買っても食べる場所がないではないか。近所に公園やベンチもあるがなんとなく気が引ける。僕はうまいものは誰もいない場所で、ただガツガツ下品に食べたい、といった願望があるのでいろいろ考えたがあきらめることにした。結局当日の流れに身をまかせ気が向く様だったら仲町台も悪くないか、となったのだった。

ただパン屋さんの店名は何だったのだろうか。こういったお店は洒落た名前が多く、また横文字しかもロゴがデザインされているのでひと目見ただけではわかりづらい、というか僕は気にもしない。ただせっかくなのでネットで検索していると、仲町台在住の方の作成した占いサイトが目にとまった。やっぱり好きな人は詳しいものだ、とすっかり感心しながら眺めているとパン屋さんのことなどどうでもよくなってしまったようで、中華街で占いもわるくないな、などと思い始めていたのでした。

ペットのお葬式

ペットが死んだ、来てください。との連絡をもらい友人宅まで行ってみると「お葬式」のまっ最中でした。これには本当にたまげました。なんと頭を丸め綺麗に剃り上げられたお坊さんが、木魚をポンポン叩きながら低くそしてよく通る声で、読経しているではないですか。

お香の煙が漂いいやがうえにも厳かな雰囲気を醸し出します。たぶん今日はお通夜なのでしょうか。ぼくはただ彼を(面倒ですが)励ましてやってから、とっとと帰宅したかったのですがそんな雰囲気ではありません。「喪主」は彼なのでしょう、奥さんとかわいいお子さんも目を伏せています。

故人といえばいいのでしょうか、故犬なのかもしれませんが、お茶などいただきながらお話を聞くと、享年16歳であったとのこと。ぼくと喪主家族との付き合いよりも長いわけです。

ぼくはペットなど飼っていませんし飼いたくもありません。嫌いなのではなくこういったお別れも悲しすぎること、そしてやっぱり動物にとっての幸せは「人間のオモチャ」にされることではないのでは、といった思いがあるからです。

飼い猫に首輪などされた姿など見せられると、なんて残酷なことを、などと思ったものでした。しかし犬など人間に飼われるしか生きるすべはありません。ペットショップの狭いガラスケースに押し込められ、見世物になっている生きざまをみればネコの首輪よりもせつない思いがこみ上げてきます。

しかし犬やネコの寿命も今や15年、20年前にくらべ倍です。ここにあるのは飼い主のペットに対する愛情なのでしょう。ペットの生活環境は確実に変わりました。しかし長生きにはなったところ、それは老後が待っているといった現実は人間と変わりません。

彼らは家族の一員なんですね、だから、亡くなれば辛いのは当然なのでしょう。友人の落胆ぶりは普段が明るすぎる男でしたからなおさらです。ペットロス、気持ちはわかるような気がします。

しかしここで「もうペットは飼いたくない」と思ったらいけません。愛犬と過ごした人生まで否定することになりませんか。ペットの死から立ち直る方法はあります、ペットは幸せだった、幸せだったのですから。

不眠を占い師に相談してみると

悩んでいたわけではありませんが一時期「睡眠」について書かれた本を、手あたりしだい読み漁ったことがあります。眠りに対する悩みといえば何といっても不眠症でしょうか、今や5人に一人がこの眠りについて何らかの問題や悩みえを抱えている、といわれています。

もちろん不眠だけではなく、いくら寝ても寝たりないといった過眠もあれば夢遊病や金縛りといったハードな例などもあり、その症状も複雑ですね。ぼくも若いころたまに襲われる不眠に本当に悩まされました、寝なければ~寝なければ、と思えば思うほど目は冴えわたります。

そしてこんな時は何をしてもムダですね、読書や音楽でもダメ。しかしおかげさまで毎晩眠ることが出来る今だったら、酒に頼るのではないかと思っています。晩酌は毎晩欠かしません、たまにそれを断ち切ろうとムダな努力を試みたところ、今度は眠れなくなってしまうのです。

結局、酒を飲むから眠れるのだ、といった認識というのか意識が潜在的に刷り込まれているのでしょう。だから飲めば眠れるのです、飲みが足りないのだから眠気もこないのだ、そんなところに落としどころを求めるのでしょう。

これはある不眠に悩む方から聞いた話なのですが、この方も重度の睡眠障害、不眠症で夜を恐れる毎日でした。そしてある夜気になっていた電話占いを利用してみたのだそうです。占い師さんに電話をかけなぜ眠れないのか、睡眠法はないのか聞いてみたそうです。

占い師さんに聞く様な問題ではないような気もしますがさすがにプロ、聞き上手で話させ上手、本人は言いたいことを言ったらというよりは聞いてもらいたいことを聞いてもらったので、モヤモヤを吐露できることができたととても満足げに話していました。

本人にとっては思わぬ理解者の出現にすっかり心理的な開放感を得たのでしょう、おかげで不眠も解消したらしいのです。当たるも八卦当たらぬも八卦、だけではなく占いにはこんな悩みを持った人間にも向き合ってくれるのですね。

北海道にお住まいなら札幌にはこんなにたくさんの占い屋さんもあります、ダメモトで訪ねてみるのも面白そうですね。不眠に限らず思わぬきっかけが得られるのかもしれませんよ。